arietta 様

しむ神社横の飲食店街です。
表通りには観光客の目を引く華やかな店、路地奥に向かうと昔懐かしいレトロな店があり、どの店に入ろうか桜見物をしながら楽しんで選べます。


横丁のお店の開店時間になると、トロリーバスに乗って次々とお客様が訪れます。


「ボブ&ベティ洋菓子店」


大通りに面した角地にある可愛らしい洋菓子店。
料理職を極めたボブがパティシエになりました。
店内で購入したスウィーツを、ベティの入れた珈琲・紅茶と共にテラス席でいただくこともできます。

ボブとベティが新入り家族と呼ばれたのは昔の話で、今ではすっかりオールドタウンの古株となりました。


大人気の苺いっぱいのホールケーキは午後には完売してしまうのでお早めにどうぞ。
ご予約も受け付けています。


生菓子の他に、日持ちのするプレゼント用のお菓子や、甘いケーキに合う珈琲や紅茶の茶葉も扱っています。
こちらも迷ったときは、ボブが相談に乗ってくれます。


バス停前「ビアホール」


キンキンに冷えた生ビールとボリュームいっぱいのドイツ料理が自慢。
イケメンオーナー目当ての女性客と、可愛い制服のウェイトレス目当ての男性客で賑わう、さくら横丁で一番席数の多いお店です。


お酒が飲めない大人やお子さまにもお薦め。
とにかくガッツリ腹いっぱい肉料理が食べたい時にはここ! 
運が良いと、オルガン弾きの生演奏を聴きながら冷たいビールが飲めます。


「いなば鮨」


ショーケースもなく看板のみで、路地裏の隠れた名店ぽい外観とは裏腹に、中はビックリ、ファミリー向けな流れるお寿司やさん。
店長曰く「この横丁じゃあ、高級店は生き残れない」とのこと。


お寿司の他に、お蕎麦や和スウィーツもいただけます。
もちろん、お持ち帰り用のお寿司もありますので、お帰りの際にはご家族へのお土産をお忘れなく!


「スナックあけみ」


昔、ミス・シムシティだったママのお店。
表通りにお洒落なビアホールもあるけど、やっぱりこういうお店で、ママとお話ししながら飲むのが好きというお客様も多いのです。


昼間はレトロな洋食やラーメンの食べられるカラオケ喫茶。
夜のメニューのお茶漬けが人気で、日中も扱うようになりました。


夜はカラオケで大盛り上がり! 
酔った勢いでスピーカーの上で熱唱するお客様も。
ステージ横の壁には、ママの昔なじみの有名人が開店祝いに書いてくれたサインが飾られています。


ご近所のティファニーも、旦那と喧嘩すると飲みに来てくれる常連客。
でも、カラオケはヘタで不評らしい。
「客が減るからやめとくれ」と内心ママも心配しつつ、言えずに生暖かく見守るのが客商売なのです。


「いなば鮨」と「スナックあけみ」の間の狭い路地は休憩スペースになっています。
喫煙者と、自販機のジュース片手に桜見物したい客に人気のスポット。


駄菓子の「しむや」


店先に並ぶ懐かしい駄菓子やガシャポンは大人にも人気。
子供を竹馬で遊ばせられるのも、車の通らないこういう路地裏店ならでは。


しむやの店長はエルデンです。
店内には駄菓子の他に、エルデンの好きなピンボールやゲーム機を置いています。
ママの店からもらってきたビールケースで作った簡易テーブル&イスが良い味を出していて、ここでかき氷を食べるのが学生たちの間でブームだとか。


でも、お小遣い足りないときは、店先のアイスキャンディーをみんなで立ち食い。
こういうのも楽しいお年頃。


日が暮れてくれて肌寒くなってくると、中華まんが大人気! 
趣味と実益を兼ねたエルデンのお店は、ママの心配をよそに、単価が低いながらもそこそこ繁盛しているのでした。


「肉のヨシムラ」と「宝くじ売り場」


横丁で食事を楽しんだ後には、ヨシムラ精肉店で夕飯のお買い物を。
揚げたてのコロッケやメンチが美味しくて、お持ち帰りでなく、その場で食べるお客様も多いのです。


帰りのトロリーバスを頼もうと公衆電話に向かったのを忘れて、ふらふらと隣の宝くじ売場へ。
三億円……切実に欲しいです。


隣のしむ神社でお参りをして、このさくら横丁で食い倒れをして……あっという間に一日が過ぎてしまいました。
辺りが暗くなってくると、ライトアップされた桜が綺麗で、昼間とは違う情緒のある横丁が楽しめます。


さくら横丁ではほとんどのお店が深夜営業をしていますが、小さなお子さま連れのお客様はなるべくお早めにご帰宅ください。
その他のお客様はごゆるりと。


さくら横丁商店街一同、またのお越しをお待ちしております。


BACK